言葉が分からなくてショップとの意思疎通が出来ない、ショップとのやり取りがこじれてしまった…など、自分だけでは解決できない事態が起きることもありますよね。
そんな時には、消費者庁越境消費者センターに相談しましょう。
頼れる無料相談窓口「CCJ」
消費者庁越境消費者センター(Cross-Border Consumer Center Japan:CCJ)
CCJは、消費者庁から委託を受けて運営されている、海外ショッピング用の相談窓口です。
海外の窓口機関と提携していて、消費者の相談を相手国の窓口機関を通してショップへと対応を促すなど、トラブル解決のお手伝いをしてくれます。
費用はかからず、全部無料なので困ったとき使わない手はありませんよ。
模造品販売をしている海外サイトの情報や、海外通販で気を付けるべきポイント、過去のトラブル傾向などの情報を公開しているので、トラブルに見舞われていなくても時々チェックすると良いでしょう。
提携している国ならさらに安心
CCJが提携している窓口は以下の通りです。
- アメリカ・カナダ:CBBB(The Council of Better Business Bureaus)
- 台湾:SOSA(Secure Online Shopping Association)
- シンガポール:シンガポール消費者協会(Consumer Association of Singapore)
- 中南米諸国:eInstituto (Instituto Latinoamericano de Comercio Electronico)
取引したショップが上記の国・地域に含まれている場合は、CCJと提携機関が、あなたとショップの間に入ってトラブル解決のために働きかけてくれます。
それ以外の国や地域にある取引事業者とのトラブルでも、可能な限り相談に乗ってくれるとのことなので、まずは相談してみましょう。
相談の前にしておくことも
CCJに相談する前に、まずはショップへ直接問い合わせ・交渉をしましょう。
その上で、返答がない・対応してくれないなどでトラブルが解決できない場合には、CCJに相談を。
なお、CCJが相談に乗ってくれるのは個人で海外の事業者と取引をした場合だけで、事業者と事業者間・個人と個人間のトラブルには対応していません。
ネットでいざ相談!
相談はCCJのサイトにある相談受付フォームから行います。
必ず消費者本人が相談しましょう。
入力フォームには名前や住所といった個人情報、トラブルになっているショップや購入商品などの情報を記入します。
加えてトラブルの詳細を記入して送信すれば、翌日以降にCCJからの連絡が来ます。
相談方法はサイトの受付フォームかFAXのみです。
FAXの場合には、サイトからFAX用相談記入用紙をダウンロードして使用してください。